トランプ氏、11日にニューハンプシャーで集会 選挙戦盛り上げへ

2020/07/06
更新: 2020/07/06

[ワシントン 5日 ロイター] – トランプ米大統領の選挙陣営は5日、ニューハンプシャー州で11日に屋外の選挙集会を開くと発表した。オクラホマ州タルサで6月に開いた集会では陣営の予想ほど参加者が集まらなかった経緯があり、今回の集会で選挙戦を再び盛り上げたい考えだ。

トランプ氏は世論調査で、民主党の候補指名を確実にしたバイデン前副大統領にリードされており、陣営スタッフの交代や支持層拡大に向けた策などを検討している。側近によると、トランプ氏は景気回復に向けた自身の指導力に焦点を当てたい意向という。

集会は11日午後8時からニューハンプシャー州のポーツマス国際空港で行う。全米での新型コロナウイルス感染者の増加を踏まえ、手指の消毒液やマスクを配布する。

トランプ陣営の広報担当者ホーガン・ギドリー氏は発表文で「自由を愛する多くの愛国者が集会に参加して米国を祝うのを楽しみにしている」とした。

ニューハンプシャー州の民主党委員長を務めるレイ・バックリー氏はトランプ氏の集会について、「甚だしく不十分」な新型コロナ対応によってトランプ氏が引き起こした「混乱を一段と浮き彫りにするだけ」との見方を示した。

トランプ氏は2016年大統領選の際、ニューハンプシャー州で民主党のヒラリー・クリントン氏に僅差で敗れている。

Reuters
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