大紀元時報

大規模爆発のレバノン首都、反政府デモで100人以上が負傷

2020年08月10日 09時49分
8月8日、レバノンの首都ベイルートを破壊した爆発事故は反政府デモに発展、参加者らが政府庁舎に押し入るなどし、治安部隊と衝突した。写真は催涙ガスが充満する市街。8月8日、ベイルートで撮影(2020年 ロイター/Hannah McKay)
8月8日、レバノンの首都ベイルートを破壊した爆発事故は反政府デモに発展、参加者らが政府庁舎に押し入るなどし、治安部隊と衝突した。写真は催涙ガスが充満する市街。8月8日、ベイルートで撮影(2020年 ロイター/Hannah McKay)

[ベイルート 8日 ロイター] - レバノンの首都ベイルートを破壊した爆発事故は反政府デモに発展、8日には参加者らが政府庁舎に押し入るなどし、治安部隊と衝突した。

赤十字よると117人が負傷し、55人が病院に運ばれた。警察によると、デモ隊に追いかけれらた警官1人がエレベーターシャフトに転落して死亡した。

デモの参加者は、政治家の怠慢が爆発につながったと抗議。数十人が外務省の建物に押し入り、アウン大統領の肖像画を燃やした。参加者の1人はメガホンを使い、「我々はここにとどまる。レバノン国民はすべての政府庁舎を占拠せよ」と呼びかけた。

街の中心部にある殉教者広場には約1万人が集まり、中には投石する参加者もいた。治安部隊は議会につながる道路を封鎖。ロイターはデモ隊がバリケードを破ろうとし、警察が催涙ガスを発射する瞬間を目撃した。

警察は発砲があったこと、ゴム弾が発射されたことを認めた。誰が撃ったものかは明らかになっていない。警察は何十発もの催涙弾を発射、デモ参加者は爆竹と石を投げて応戦した。

テレビではデモ隊がエネルギー省や経済省に突入する場面が放映された。

ベイルートでは4日、大規模な爆発が発生して157人が死亡、6000人以上が負傷した。政府によると、爆発の原因となった2750トンの硝酸アンモニウムは6年間、安全対策が取られないまま港の倉庫に保管されていた。

爆発は、1975年から90年まで続いた内戦の傷跡が今も残る街を襲った。経済危機に見舞われているレバノンは3月にデフォルト(債務不履行)を宣言、新型コロナウイルスの感染も拡大していた。

昨年10月にも腐敗に抗議する大規模なデモが起きている。

ベイルートの米国大使館は、平和的なデモの権利が市民にはあると支持、すべての関係者に暴力をやめるよう呼びかけた。その上で、レバノン国民には「彼らの声を聞き、透明性と説明責任を求める民衆の要求に応えられる変化を実現する政治リーダーがふさわしい」とツイッターに投稿した。

ディアブ首相は、早期に議会選挙を行うことが唯一の解決策だと語った。

 

8月8日、レバノンの首都ベイルートを破壊した爆発事故は反政府デモに発展、参加者らが政府庁舎に押し入るなどし、治安部隊と衝突した。写真は催涙ガスが充満する市街。8月8日、ベイルートで撮影(2020年 ロイター/Hannah McKay)

 

 

8月8日、レバノンの首都ベイルートを破壊した爆発事故は反政府デモに発展、参加者らが政府庁舎に押し入るなどし、治安部隊と衝突した。写真は催涙ガスが充満する市街。8月8日、ベイルートで撮影(2020年 ロイター/Hannah McKay)

 

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