韓国スタバ、ソウル近郊店の50人コロナ感染で席数減やマスク推奨

2020/08/19
更新: 2020/08/19

[ソウル 18日 ロイター] – 米スターバックス<SBUX.O>の韓国現地法人は、ソウル近郊の坡州市の1店舗絡みで新型コロナウイルスの50人の集団感染が発生したことを受けて、ソウルと近郊の全店舗で席数を30%以上減らす措置を取ったと発表した。当局が16日、社会的距離の再強化を導入していた。

現法によると、国内全店舗で衛生規則を強化し、顧客にマスク着用を推奨する。玩具をプレゼントする販売促進策も延期したという。

韓国の公衆衛生当局はスターバックス店舗での感染拡大を調査中だが、感染者がマスクを着けておらず、店内も適切な換気がされていなかった可能性があると述べている。

スターバックスは韓国の小売り大手と合弁で現地事業を展開。同国のコロナ第1波が迅速に収束に向かったため、4―6月期の利益は大幅増加していた。ただ、現在はソウルや近郊などで第2波に見舞われ、教会絡みでの大規模な感染拡大のほか、カフェやレストランなどに関した小規模な感染が相次いでいる。

スターバックスは韓国で1400店強を展開、人口が韓国の2倍以上ある日本と店舗数がほぼ同じ。

Reuters
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