北朝鮮に「攻撃の兆候ない」、在韓米軍司令官が見解

2020/09/11
更新: 2020/09/11

[ワシントン 10日 ロイター] – 在韓米軍のエイブラムス司令官は10日、北朝鮮が来月の軍事パレードの前に「攻撃」を用意している兆候は見られないとの見解を示した。先週の台風被害や新型コロナウイルスへの対処など国内問題に注力しているようだと述べた。

米有力シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)が主催したイベントで「新兵器システムを展開するのではないかとの見方もあるが、今のところ攻撃を行う兆候は見られない」と述べた。

CSISは4日、北朝鮮が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「北極星3」の発射実験の準備を進めている可能性があると指摘。衛星画像では北朝鮮東部の新浦の造船所で数隻の船舶が確認でき、このうち1隻は以前にミサイル発射台をえい航した船に似ているという。

トランプ大統領はこの日、ツイッターに「金正恩は元気だ。彼を決して見くびってはいけない!」と前置きなく投稿した。

Reuters
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