カナダ政治家8人辞任・降格、コロナ制限破りクリスマス海外旅行

2021/01/05
更新: 2021/01/05

[カルガリー (カナダ・アルバータ州) 4日 ロイター] – カナダで新型コロナ禍に伴う連邦や州政府による旅行制限を破り、クリスマス休暇をそれぞれ海外で過ごした政治家8人が4日、辞任したり降格されたりした。

最大野党の保守党の党首事務所は、同党のスウィート連邦議員が下院倫理委員会の委員長を辞任したと発表した。「不動産の件」のためとして米国を訪れたが、実際にはレジャー目的の滞在だった。

アルバータ州のケニー首相はソーシャルメディアで、ハワイに行った州のアラード自治担当相の辞表を受理し、アラード氏の首席補佐官で英国を訪れたハッカベイ氏に辞任を求めたと明らかにした。

同州議会の与党、連合保守党の議員5人も、海外旅行をして降格された。

連邦政府の当局者によると、トルドー首相はクリスマス休暇を自宅で家族と過ごしたほか、閣僚もだれも旅行していないとしている。

Reuters
関連特集: 国際