[ワシントン 15日 ロイター] – トランプ米大統領は15日、政府機関に対し、中国からの製品・サービスの調達を最小限に抑えるよう指示した。スパイ活動のリスクがあるとしている。
オブライエン大統領補佐官(国家安全保障担当)が声明で明らかにした。
同補佐官は、中国が米政府の情報システムを標的にしており、サイバー攻撃などを通じて、職員の情報、軍事計画などの情報取集を目指していると非難。
「このため、米国は国益を守るため、相応の措置を取らなければならない。規制・政策を調整し、中国による技術・人を通じた連邦政府のスパイ活動のリスクを減らすため、他の必要な措置を講じなければならない」と述べた。
同補佐官は、調達を制限する具体的な製品・サービスについては触れなかったが、政権高官によると、米国のITネットワークへの侵入を阻止することが主な狙い。ネットワークに中国製の部品が利用されれば、脆弱性が生じる恐れがあると説明している。
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