オランダ、夜間外出禁止令を3月3日まで延長 コロナ変異株感染増

2021/02/09
更新: 2021/02/09

[アムステルダム 8日 ロイター] – オランダのフラッパーハウス司法相は8日、政府は新型コロナウイルス感染抑制のための夜間外出禁止令発動期間を3月3日まで延長する方針と明らかにした。

同国で夜間外出禁止令が発動されたのは第二次大戦以来で、1月23日の導入時には数日間にわたりロックダウン(都市封鎖)反対派による抗議行動が展開された。

司法相は、閣議後の政策発表で記者団に、医療専門家で構成する政府諮問チームから「感染者や入院者の数など、状況は恐れていたより悪いとの報告があった」と説明。また、同チームから「感染力がこれまでよりはるかに強い英国型変異株の感染増加ペースが加速し続けているとの厳しい警告と、外出禁止令を継続するようにとの緊急の助言を受けた」と述べた。

オランダは昨年10月に封鎖に入り、12月末以後新規感染者が減少していた。しかし政府は、変異株感染の増加でこの傾向が覆りつつあるとしている。

同国では、3月17日に総選挙が予定されている。

Reuters
関連特集: 国際