大紀元時報

不法移民の収容施設を埋め尽くす子どもたち=テキサスの流出画像

2021年03月24日 15時09分
テキサス州ドナ市にあるオーバーフローした不法移民の収容施設(プロジェクト・ベリタス)
テキサス州ドナ市にあるオーバーフローした不法移民の収容施設(プロジェクト・ベリタス)

流出した画像によると、米国の南部国境から不法入国した何千人もの子どもたちが、テキサス南端の国境近くのドナ市で、過剰不法移民の収容施設に収容されている。

画像には、何百人もの子どもたちが非常用のブランケットに身を包み、ぎゅうぎゅう詰めの「セル」の中で身を寄せ合っている様子が映っている。それぞれの「セル」は金属製のフレームにぶら下がった透明なプラスチックのカーテンで仕切られている。8つの「セル」が1つの「ポッド」を形成している。

これらの画像は、非営利の潜入ジャーナリズム団体、プロジェクト・ベリタスが3月22日に公開したものだ。同団体によると、この収容施設は複数の連結された巨大なテントから出来ており、8つの「ポッド」に平均3,000人が常時収容されているという。

 

「セル」の中では、床に厚さ約10cmのマットレスが並んでいるが、床で寝ている子どももいるようだ。

画像の提供者はプロジェクト・ベリタスに、「子どもたちは年齢や体の大きさによって分けられる」と語った。「この数日間で50人がCOVID陽性だった。複数の性的暴行、それ以外の暴行および日常的な医学的緊急事態がある」

プロジェクト・ベリタスによると、17,000平方メートルを超えるこの施設は約1カ月前に完成したが、画像は数日前のものだという。

同様の状況を示す別の複数の画像も、ヘンリー・クエラー(Henry Cuellar)下院議員(民主党・テキサス州)によって公開された。

クエラー議員はAxiosの取材に対し、1つの「ポッド」には400人以上の男の子が入っていたと語った。「ポッド」の最大収容人数は260人と規定されているという。

テキサス州ドナ市にある過剰不法移民の収容施設(ヘンリー・クエラー議員の事務所が提供)
テキサス州ドナ市にある過剰不法移民の収容施設(ヘンリー・クエラー議員の事務所が提供)
テキサス州ドナ市にある過剰不法移民の収容施設(ヘンリー・クエラー議員の事務所が提供)
テキサス州ドナ市にある過剰不法移民の収容施設(ヘンリー・クエラー議員の事務所が提供)

バイデン政権は、プライバシーとセキュリティを理由に、メディアやNGOの施設への立ち入りを禁止した。しかし、施設内の状況を示す画像提示の要求も拒否した。

米国土安全保障省は大紀元のコメント要請に返答し、同省のマヨルカス長官が21日、CNNのインタビューに答えた時のコメントを引用した。

「私は最初から、国境警備隊の施設は子どものための場所ではないと繰り返し言ってきた」とマヨルカス長官は話した。「だから私たちは24時間体制で、子どもたちを国境警備隊の施設から保健福祉省の管理下に移している」 

CBSニュースによると、米国税関国境警備局(CBP)は3月14日現在、保護者のいない13,000人以上の不法入国した子どもたちを拘束している。多くは法的な制限よりも長く拘禁されている。

CBPによると、2月の不法入国者は前月比で100%以上増加した。共和党議員らは数週間前から国境問題を「危機」だと呼んでいるが、ホワイトハウスはこの言葉の使用を避けている。

ホワイトハウスのサキ報道官は、これらの写真に関する質問に答えた。

「暴力などのひどい状況から逃れて、私たちの国境に子どもたちがやって来ることは『危機』ではない」と彼女は述べた。「この状況に人道的に対処するのが私たちの責任だと思う」

マイケル・マッコール下院議員(共和党・テキサス州)は21日、今年の夏までに100万人が米国への不法入国を試みるだろうと予測し、これはバイデン大統領の政策によるものだとした。

マッコール議員はABCのインタビューで、「もっと悪くなるよ。春から夏にかけてさらに入ってくる。私たちは『おい、新しい大統領になったぞ、入ってこい、人身売買業者も歓迎だ』というメッセージを送っている」と語った。

バイデン氏は就任直後に複数の大統領令に署名し、不法移民を阻止するためのトランプ政権の多くの政策を廃止した。その代わり、バイデン氏は何百万人もの不法移民に市民権を与える事を提案し、「人道的な亡命制度」を作ると約束した。

2019年1月に施行された移民保護議定書(MPP)プログラムでは、亡命申請が審査される間、亡命希望者をメキシコで待たせていた。バイデン政権はMPPプログラムを廃止し、オバマ政権時代の「キャッチ・アンド・リリース」政策に戻した。同政策では、裁判を待つ間、何千人もの不法移民が米国内に釈放され、そのほとんどは出廷しなかった。

(大紀元日本ウェブ編集部)

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