大紀元時報

伊高級ブランド モデルが「着物の帯」に座る、靴で歩く 「日本文化への侮辱」指摘でコメント

2021年04月02日 01時24分
2020年12月、仏パリ市内にある伊高級ブランド「バレンチノ」の店舗、参考写真(Pascal Le Segretain/Getty Images)
2020年12月、仏パリ市内にある伊高級ブランド「バレンチノ」の店舗、参考写真(Pascal Le Segretain/Getty Images)

伊高級ブランド・バレンチノが新コレクションのために作成した、日本の着物の帯に似た布を使った写真と映像について批判が相次いでいる。3月30日、同社はSNSでコメントを発表し釈明した。「使われた布は帯ではない」としているが、多くの批判は日本の職人と文化に対する侮辱だとして怒りをあらわにした。写真には、起用した日本人モデルが古い日本家屋の庭園の地面に敷いた帯に似た布の上を靴で歩いたり、庭園内の石の上に置き座ってポーズする様子が収められている。

伊高級ブランドが日本の帯を使った写真や映像についてコメントした(同社ツイッターから引用)

多くのSNSユーザーが指摘するのは、2021年春夏コレクション「ヴァレンティノ コレツィオーネ ミラノ(VALENTINO COLLEZIONE MILANO)」のキャンペーンビジュアル。モデルのKokiが起用されている。オンラインのSNSでは27日の発表時から、「(帯を踏んで歩く様から)文字通り踏みにじっている。何がファッションなのか」「バレンチノは自社製品を踏まれてなんとも思わないのか」と批判が巻き起こった。YouTubeで公開された動画も低評価が高評価を上回った。

バレンチノは、「日本文化に敬意を込めて作成されたもので、日本文化を冒とくするような意図はない」と釈明。さらに、「使われた布は帯ではない」としているが、絹特有の光沢や金糸の刺繍、幅などから、正装用の袋帯かその反物の特徴を備えている。

バレンチノによれば、該当コンテンツはすべてのSNSから削除したという。このビジュアルを撮影したのは、中国深セン出身で東京在住のフリーランス・フォトグラファー、フィッシュ・チャン氏。同氏のSNSから、寺山修司監督の1979年作成の映画「草迷宮」からインスピレーションを得たという。映画には、思春期の心情を表現するため、少年が全裸で砂丘の上に広げられた赤い帯用の反物の上を走るというシーンがある。チャン氏の関連のSNSの投稿は削除されている。

バレンチノがSNSで30日に発表した英文と日本語のコメントは、31日の時点で、公式ホームページには掲載されていない。同社に問い合わせたが、記事発表までに回答は得られなかった。

(佐渡道世)

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