[マドリード 12日 ロイター] – スペインのマロト観光相は12日、今年の海外からの旅行者が最大で4500万人に達するとの見通しを示した。これは新型コロナウイルス流行前の半分の水準にあたる。
夏の観光キャンペーン紹介の場で記者団に「スペインは間もなく世界からの旅行者受け入れを再開する。スペインでの休暇の計画は可能だ」と述べた。
スペインを訪れる観光客は、2020年は前年の8350万人から80%減少した。感染症流行前は世界2位だった。
世界的にワクチン接種が進む中、スペインのように観光が主要産業である国は、夏のシーズンに向けて安全な旅行のルールづくりを急いでいる。
観光相によると、海外からの渡航は国ごとの感染率で緑、オレンジあるいは赤で色分けする方針。6月に始まる欧州連合(EU)のワクチンパスポートの提示を求めるのは、高リスク国からの旅行者のみとなるという。