[フランクフルト 15日 ロイター] – ドイツのメルケル首相は15日、石炭による火力発電の全廃時期を現在の2038年から前倒しする要求を拒否した。
首相は「カーボンニュートラル(炭素中立)までの道のりについては一定の信頼性が必要」と指摘し、1年で目標を変えることは望まないとの考えを示した。
気候変動関連の活動家らは、早期に「脱石炭」を実現しなければ、メルケル政権がこのほど決定した野心的な気候保護目標は達成できないと訴えていた。
メルケル内閣は12日、温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルの時期の目標を5年前倒しして2045年とすることを閣議決定した。
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