大紀元時報

米陸軍、最新中距離ミサイル「LRHW」の射程を公開 台湾狙う中国軍を射程圏内に=報道

2021年5月17日 18時11分
米空軍の無人極超音速飛行機X-51Aウェーブライダー(US AIR FORCE/AFP)
米空軍の無人極超音速飛行機X-51Aウェーブライダー(US AIR FORCE/AFP)

米陸軍当局者はこのほど、陸軍向けの新しい中距離ミサイル「LRHW(長距離極超音速兵器、Long Range Hypersonic Weapon)」の射程が2775キロ以上だと初めて明らかにした。中国軍が台湾を軍事攻撃した場合、米軍はグアム空軍基地から「LRHW」を発射し、中国軍の侵攻を阻止できることを意味する。

米軍事政治専門ニュースサイト「ブレイキング・ディフェンス(Breaking Defense)」12日付は、台湾、日本、韓国などアジアの米同盟国の政府が、各国に米軍の同ミサイル配備を許可すれば、このLRHMは中国領土を含む1000マイル(約1609キロ)以上離れたターゲットを攻撃できるとした。

また、ブレイキング・ディフェンスは、「通常兵器による迅速な打撃(Conventional Prompt Strike)」と呼ばれる米海軍版のLRHWは、「太平洋のどこにいても、米軍の潜水艦や軍艦から発射できる」から、中国軍にとって「悪夢のようなシナリオだ」と指摘した。

同報道によると、米陸軍は今まで、LRHWの射程について公開することがなかった。今回の発表は極めて異例だという。

陸軍のスポークスマンは、ブレイキング・ディフェンスに対して「長距離極超音速兵器は、2775キロ以上の距離で能力を発揮する」と話した。

報道は、陸と海・空からLRHWを発射する場合のそれぞれのメリットとデメリットを示した。

「海軍の艦艇や(空軍の)爆撃機は、陸上の発射装置よりはるかに機動力があり、同盟国を気にせず、国際水域や空域から発射できる」ことに対して、「陸上の発射装置は、ジェット戦闘機や潜水艦を使わないから、コストが抑えられる。また、空と平らな海では不可能だが、地形の中で敵の攻撃から身を隠せる」。

ブレイキング・ディフェンスの過去の報道によると、米陸軍の砲兵部隊の計画では、欧州と太平洋の両地域の米軍司令官は、射程が「2775キロ以上」の長距離極超音速兵器と、射程が「1800キロ程度」の中距離兵器(Mid-Range Capability、MRC)を装備する多領域任務部隊を統制することになっている。

(翻訳編集・張哲)

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