[コペンハーゲン 17日 ロイター] – デンマークの風力タービンメーカー、べスタス・ウィンド・システムズは17日、風力タービンブレードの完全リサイクルを可能にする新技術を発表した。
タービンブレードはリサイクルが難しく、大半が埋立地に捨てられる。2017年のケンブリッジ大学の研究によると、廃棄されるブレードは50年時点で4300万トンになるという。
タービンブレードは、ガラス繊維や炭素繊維と粘着性のあるエポキシ樹脂を混ぜて加熱して作られるため、リサイクル向けに分離することは難しい。
新技術では、ガラス繊維や炭素繊維を樹脂から分離し、さらに化学薬品を使って樹脂を分離することで、未加工に近い材料に戻すことができるという。
また、3年以内にこの技術を利用した生産を実現する考えで、航空機や自動車の部品に応用する可能性もあるという。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。