米NY州が新型コロナでワクチンくじ作戦、接種率低迷の打開狙う

2021/05/21
更新: 2021/05/21

[ニューヨーク 20日 ロイター] – 米ニューヨーク州のクオモ知事は20日、州の住民を対象に、新型コロナウイルスワクチンの接種をすれば最高賞金500万ドルの宝くじ券を提供すると発表した。

発表によると、5月24─28日に、州が指定している10カ所の集団接種会場で、モデルナかファイザー・ビオンテック製ワクチンの第1回目、またはジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のワクチン接種を受けた18歳以上のニューヨーク州在住者に、スクラッチくじ1枚が無料で配布される。

クオモ知事は声明で、「州全体でワクチン接種率が低下しており、一段の促進に向け措置を講じる必要がある。より多くに接種すれば、より早く新たな日常に戻れる」と呼び掛けた。

知事は、NY州では、成人の63%、全住民の51%が少なくとも1回の接種を受けたほか、成人の54%、全住民の43%が接種を完了していると説明した。

宝くじは通常1枚20ドルで販売されており、当選金は20─500万ドル。

Reuters
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