大紀元時報

米政府はウイルス漏えいの証拠を持っている=トランプ前政権顧問マイルズ・ユー氏

2021年6月21日 18時54分
マイク・ポンペオ前国務長官と余茂春(マイルズ・ユー)氏(右)(米国務省より)
マイク・ポンペオ前国務長官と余茂春(マイルズ・ユー)氏(右)(米国務省より)

ポンペオ前国務長官の中国政策首席顧問を務めた余茂春(マイルズ・ユー)氏はこのほど、米政府は中共ウイルス(新型コロナウイルス)が実験室から漏洩した証拠を持っていると明かした。また、トランプ前政権の対中政策が継続されていると指摘した。

ラジオ・フリー・アジア(RFA)の17日のトークショーに招かれた余氏は、トランプ前大統領が発動した米中貿易戦について言及した際、「トランプ氏は習近平氏を倒したいわけではない」と述べた。

「我々の目的は、米国の安全を守り、米国の民主のさらなる発展を促進する。また中国の影響を受けないようにすることだ。トランプ氏が大統領に就任した時、米国は実際に大きな挑戦と危機に直面していた」と述べた。

中国のレッドラインを踏むトランプ氏

余氏によれば、「米海軍の艦船が台湾海峡を通過することは、中国にとってのレッドラインであり、中国はこれを非常に気にしている」という。

しかし、トランプ氏は、ニクソン元大統領が第七艦隊の巡航を中止させて以来、米軍は台湾海峡を通過しないという1970年代以来の慣例を打破し、定期的に米国の軍艦を台湾海峡に派遣した。

「トランプ氏は台湾海峡を国際化し、台湾に非常に良い支援を提供した。その後、カナダ、ドイツ、日本などの同盟国も追随するようになった」と余氏は述べた。

欧州連合(EU)の対中態度の変化

余氏はまた、番組の中で、EUの対中態度が変わり、より強硬になったことについても言及した。

「かつてEUは、中国とのビジネスを望む一方で、中国の人権問題も批判したいという中間路線をとりたいとしたが、それはうまくいかなかった」

「トランプ政権は当時、欧州の同盟国に中国の本質を理解してもらおうと、実に多くの努力をした。双方は対中政策において衝突もあったが、今ではトランプ氏の対中政策がG7やNATOに引き継がれている」と述べた。

米国主導の主要7カ国首脳会議(G7サミット)は13日に共同声明を発表し、初めて台湾海峡の平和と安定の重要性を強調した。

また、中国に対し、新彊ウイグル自治区での人権尊重や香港の高度の自治、ウイルスの起源に関する新たな調査の実施を求め、東シナ海と南シナ海そして台湾海峡の問題について地域の安定を損なう一方的な行動をやめるよう要求した。

欧州と北米の30カ国による軍事同盟体である北大西洋条約機構(NATO)も14日に共同声明を発表し、初めて中国を、同盟が共に対処すべき「構造的挑戦」(systemic challenge)と規定した。

「中国の野心的で強硬な振る舞いは、ルールに基づく国際秩序や同盟国の安全保障に構造的な挑戦をもたらす」と中国への対応強化を初めて明記した。

米国は15年前から中国のバイオセキュリティ問題を追跡している

バイデン米大統領はG7サミットとNATO首脳会議に出席し、成果についてに「非常に満足している」と述べた。

バイデン氏はまた、5月26日に米情報機関に対して中共ウイルスの起源をめぐる調査を強化し、90日以内に報告するよう命じた。

余氏はウイルスが武漢の研究室から漏えいしたと信じている。「中国では近年、大躍進式にウイルスを研究している。内情を知る中国の専門家も中国のバイオセキュリティについて懸念を示している」と述べた。 

同氏はまた、「中国にはたくさんのウイルスがある。しかし、適切に管理されていない。SARS(重症急性呼吸器症候群)ウイルスは研究室から漏洩した。証拠はたくさんあるが、公に言うことはできない」とした。

2002年11月、SARSが中国・広州を中心に流行が拡大した。しかし、中国当局はそれを隠蔽したため、SARSウイルスは世界中に広がり、数百人の死者を出した。そして、2019年末に中共ウイルスが武漢で発生し、中国当局は再び事実を隠蔽した。その後、ウイルスが世界中に蔓延し、今世紀の大災難を引き起こした。 

2021年6月17日の時点で、中共ウイルスによる感染者数は全世界で1億7700万人を超え、383万人を超える死者を出した。

余氏は、「中共ウイルス発生の真相を解明するためにも、中国政府は正直かつオープンな調査を受け入れなければならない。しかし、現在のような『ふたで覆う』方法では、かえって疑わしく見える」と指摘した。

また、余氏は「米政府は依然として多くの間接的証拠を掌握している。中国当局の不適切な管理により、ウィルスが流出する事件はいくつもある。米国は15年前からずっと追跡している。時期がくれば発表されるだろう」と明かした。

そしてトランプ氏が退任した後になって、「ウイルス漏洩説」が再燃したことについて余氏はこう答えた。「トランプ氏が当時、確たる証拠を提出していたとしても、米国の主流メディアは彼が真実を語っているとは思わなかったかもしれない。トランプ氏はもう大統領ではなくなった今、政治的分岐による障害は取り除かれた」

余氏はまた、「米国の諜報機関はすでに多くの証拠を収集した。推論と相互参照によって正確な結論を引き出すことができる」

ウイルスの起源に加えて、もっと重要なことは、中国政府が隠蔽と嘘をついたことだ。それが原因で世界は災難と損失を被った。その責任を追及しなければならない」と強調した。

(翻訳編集・李凌)

ご寄付のお願い

クレジットカード決済

※銀行振込での単発寄付はこちら
関連キーワード
^