[ラパルマ 3日 ロイター] – 大西洋のスペイン領カナリア諸島のラパルマ島で9月19日に噴火したクンブレビエハ火山は3日、噴火の勢いが増した。
地元メディアによると、3日の深夜に火山の北側が崩壊し、溶岩の流れが速くなった。
ラジオ局カデーナ・セールによると、この崩落によって新たな溶岩流が形成され、近隣地域にさらに被害が及ぶ可能性がある。
サンチェス首相はこの日、2億0600万ユーロ(2億3900万ドル)の支援を行うと表明した。首相は火山が噴火してからこれまで現地を3度訪れている。
人口約8万3000人のラパルマ島では、今回の火山噴火により、これまでに約6000人が避難を余儀なくされ、900棟以上の建物が崩壊した。