中国共産党中央政治局常務委員だった張高麗氏(Feng Li/Getty Images)

「張高麗元副首相と不倫関係」中国女子テニス選手、異例の実名告発

中国の著名女子プロテニス選手の彭帥さん(35)が2日、中国SNS上に実名で投稿し、中国最高指導部の元メンバーである張高麗氏(75)と不倫関係にあったことを告白した。

中国版ツイッター、微博(ウェイボー)の彭選手のアカウントには56万人のフォロワーがいる。2日、同氏は長文記事を発表した。

彭帥さんの投稿(微博よりスクリーンショット)

 

記事によると3年前、政界から引退した張高麗氏は共通の知り合いを通じて、彭選手を誘い、北京市内でテニスを楽しんだという。その後、張高麗氏夫婦は彭選手を自宅に連れて行った。

「そして、あなたの部屋に連れていかれた。10年以上前に天津にいた時のように、私に性交渉を要求した。あの日の午後、私はとても怖かった。(張氏の奥さんが)1人で外で見張るなんて、まさかこんなことになるとは思わなかった。なぜなら、それに同意する奥さんがいるなんて誰も信じられないだろう」

張氏は2007年、山東省党委員会書記から天津市党委員会書記に転任した。同年、第17回党大会で、同氏は党中央政治局委員に選出された。12年、中国最高指導部である党中央政治局常務委員に昇任した。13~18年まで、国務院副首相を務めた。

彭帥さんは投稿の中で「私たちは7年前に、1度関係を持ったことがある。その後あなたが北京に行き常務委員に昇任してから、一度も連絡を取ることはなかった。このことを心の中にしまっておこうと思った。責任を取るつもりもないのに、なぜ私のところに来て、家に連れて行き無理やり性交渉を迫ったのか?」と憤った。

彭さんは投稿の中で、二人が密会する場所は、共産党と政府の所在地で要人が居住する中南海であると示唆した。

彭さんは、この実名投稿で「自ら滅亡の道をたどる」可能性を示した。

「そう、私は自分自身以外に証拠を残さなかった。録音もビデオもない。私の体験しかない。高い地位にいる張高麗副総理、あなたは怖くないと言ったよね。でも、たとえ卵を以て石に投ずのように、あるいは蛾が炎に飛び入って自分で滅亡の道をたどるようなことになっても、あなたとの関係について真実を語りたい。機転が利くあなたなら、きっと否定して私に反論するだろう…」

彭選手の投稿は中国の各SNS上で転載された。2日午後11時以降、中国のネット検閲当局は情報規制を敷き関連投稿を削除し、彭さんの微博アカウントを一時制限した。

中国当局は彭選手の告発について発表を行っていない。彭さんの投稿の真偽について、大紀元は微博を通じて本人に連絡を試みたが返答はなかった。

江沢民元国家主席や腐敗行為で失脚した周永康・元政治局常務委員など、中国共産党政権の高官や末端幹部は複数の愛人を囲っていると、国内外のメディアは報道した。

彭帥さんがSNS上で、最高指導部元メンバーとの性的関係を自ら告白したのは、中国では初めてのことだ。

プロテニス選手である彭さんの自己最高世界ランキングは、シングルス14位、ダブルス1位。

いっぽう、張高麗氏は共産党内の江沢民派とみられる。2012年、中国共産党中央政治局常務委員に昇任した同氏は党内で序列7位となった。

(翻訳編集・張哲)