欧州議会の特別委員会の議員ら合わせて13人が3日、桃園国際空港(台湾北部・桃園市)に到着した(台湾外交部)

EU議員7人が台湾訪問 ニセ情報との戦いなどについて台湾の経験を共有

欧州連合(EU)の欧州議会の代表団が、3日から5日まで台湾を訪問している。EU議員は蔡英文総統や蘇貞昌行政院長(首相)らと会談し、偽情報との戦いにおける台湾の経験、台湾の民主主義、メディア、文化、教育への干渉の試みなどについて議論する予定。欧州議会および台湾政府が発表した。

訪台したのは、欧州議会の「偽情報を含む欧州連合のあらゆる民主主義プロセスへの外国の干渉に関する特別委員会」に属する7議員のほか、議会事務局職員、関連政党の政策顧問など計13人。

議会の広報によると、訪問団代表のラファエル・グリュックスマン同委員会委員長は「台湾は民主主義を制限することなく、繰り返される巧妙な攻撃に社会全体で対処してきた」「台湾から学ぶべきことは多い」と出発前に語った。

滞在中は、台湾と欧州の専門家との間で、偽情報に関する一連の円卓会議にも参加する予定。一行は蔡総統のほか、唐鳳(オードリー・タン)政務委員(デジタル政策担当の無任所大臣)、大陸委員会の邱太三主任委員(大臣レベル)を表敬訪問する。

欧州議会は台湾との距離を縮めている。10月、EU台湾関係に関する報告書を採択した。2者間投資協定(BIA)締結に向けた準備作業への着手や、中国の軍事圧力にさらされる台湾の民主主義を守るため、より積極的に対処するよう、欧州政府に求めている。