ウクライナ、2.9万人が人道回廊通じ退避 大半がマリウポリ市民

2022/03/16
更新: 2022/03/16

[ジュネーブ 15日 ロイター] – ウクライナ政府高官によると、国内各地に設置された人道回廊を通じ、15日に計約2万9000人が退避した。ロシア軍に包囲された南部マリウポリから退避した市民が約2万人と、大半を占めた。

また、赤十字国際委員会(ICRC)によると、ウクライナ北東部スムイからは数千人の民間人を乗せた100台超のバスが人道回廊を通じ、中部ルブヌイに向け退避した。バスには主に女性と子どもが乗っているという。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の集計では、ウクライナから戦火を逃れて国外に脱出した避難民が15日までに約295万人に達している。大半がウクライナと国境を接するポーランド、スロバキア、ハンガリー、ルーマニア、モルドバに滞在し、ポーランドは半数以上の180万人を受け入れている。

国連児童基金(ユニセフ)によると、避難民には子ども約140万人が含まれるという。

Reuters
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