中国で今年の大卒者1千万人突破、空前の「就職難」

2022/04/25
更新: 2022/04/25
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中国教育部(省)のデータによると、今年の大卒者数は前年比167万人増の約1076万人になる。就職難が深刻化する一方、製造業は人手不足で危機的な状況に直面している。

中国人民大学就業研究所の曾湘泉所長は中国メディアに対し、大卒者数が過去最高を記録する中、パンデミックや戦争などの不確定要素も加わり、「今年は大卒者にとって、かつてない就職難を強いられるかもしれない」と話した。

中国メディア「財新網」によると、6月に卒業シーズンを控えているが、依然として多くの学生は就職先が見つかっていない。3月28日時点、広東省のとある大学では、内定を得た新卒者はわずか13.5%だった。

就職難のなか、公務員を目指す大卒者は年々増えている。2003年の公務員試験の平均倍率は16倍だったが、今年は68倍に跳ね上がった。

中国当局は近年、「共同富裕」というスローガンの下、不動産業界、教育産業、プラットフォーム企業に相次ぎ新規制を導入した。各企業は人員整理や規模縮小を余儀なくされ、今年に入ってから少なくとも1000万人が失業したと報じられた。

米ウォール・ストリート・ジャーナル20日付は、サプライチェーンの中国離れや「ゼロコロナ」政策なども中国経済に影響を与え、大卒者の就職難につながっていると指摘した。

一方、最も働き手を必要とする製造業への若者の就職意欲は低い。業界は労働者の確保に苦労している。

中国政府の資料によると、去年時点で約2000万人の労働者が不足している。

(翻訳編集・李凌)