新疆ウイグルの中共政策、「人道に対する罪」該当の可能性=国連報告

2022/09/12
更新: 2022/09/12
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新疆ウイグル自治区でウイグル人や他のイスラム教徒を「恣意的かつ差別的に拘束」したことは人道に対する罪に該当する可能性があると、退任する国連人権トップは8月の報告書で述べた。

中国に対する弱腰で外交官や人権団体からの批判されているミシェル・バチェレ国連人権高等弁務官は、4年間の任期が終了する直前に報告書を発表した。 バチェレ弁務官は2022年5月に中国を訪問した。

中国は新疆ウイグル自治区での弾圧を否定し、48ページに及ぶ国連報告書に対して131ページに及ぶ回答を発表し、報告書が「完全に違法かつ無効」であるとした。

国連人権事務所の報告書によると、新疆ウイグル自治区で重大な人権侵害が行われていることが明らかになった。 「ウイグル人や他のイスラム教徒のグループのメンバーを任意で差別的に拘束する程度は…国際犯罪、特に人道に対する罪にあたる可能性がある」と同事務所はウェブサイトで述べた。

国連人権事務所は、訓練所等施設とされている刑務所からすべての拘束者を速やかに釈放するよう求めた。

同事務所は「2017年以降、家族計画政策の強制執行を通じて生殖権が侵害されているという信頼できる兆候がある」とした上で、

中国政府のデータが欠如していることにより、「これらの政策の現在の施行の全容と、それに伴う生殖権の侵害について結論を導き出すことが困難になっている」と付け加えた。

人権団体は、強制収容所での大量強制労働を含む、新疆ウイグル自治区西部で約1000万人を数える主にイスラム教徒の少数民族ウイグル人に対する虐待行為を非難している。 米国を含む国々は、ジェノサイドであるとして中国を非難している。 

亡命ウイグル人グループの国際機関である世界ウイグル会議の広報担当ディルクサット・ラクシット氏は、国連の報告書はウイグル人に対する「残虐行為の確たる証拠」を確認したものの、十分に踏み込んでいないと述べた。

同氏は「国連人権高等弁務官事務所が中国におけるこれらの極端な残虐行為をジェノサイドとしなかったことを遺憾に思う」と述べた。

ロイター通信は、中国政府がバチェレ氏に報告書を葬り去るよう働きかけていたと先日報じた。

人権活動家らは、バチェレ氏が任期ぎりぎりで報告書を発表したことで、報告書を台無しにしたと述べた。

「彼女は自分の役目だった報告書を出したが、その結末を回避した。 これをどのように進めるかについて、必要なリーダーシップが示されていない」とコンラート・アデナウアー財団ジュネーブ事務所のオラフ・ウィエンツェク氏は述べている。

ドイツによると、報告書では重大な人権侵害について「深刻な懸念がある」ことが確認されたという。

「我々は中国政府に対し、新疆ウイグル自治区のすべての人々に直ちに完全な人権を認めるよう要請する。「任意に拘束されたすべての人々は直ちに釈放されなければならない」とドイツ外務省の広報官は述べ、独政府は欧州連合および国連パートナー諸国と報告書の結果について協議すると付け加えた。

Indo-Pacific Defence Forum