大阪大、中国人留学生の博士号取り消す 論文に「不正行為」

2022/09/22
更新: 2022/09/22

大阪大学は21日、学位論文に不正行為があるとして、元中国人留学生シュウ・キョウホウ氏に与えた博士号を取り消すと発表した。

発表によると、大学は2020年3月に同大学院工学研究科で博士後期課程を修了したシュウ氏に博士号を授与した。21年1月、不正の疑いがあるとの指摘を受け、大学側は調査を行った。その結果、他の著作物の引用元を表示していないなど、論文には不正行為(盗用)が広範囲に行われていたことが判明した。

同大学の西尾章治郎総長は「学位を授与する高等教育機関として極めて遺憾である」とコメントした。

シュウ氏は現在、本田技研工業に勤務している。現時点で同社広報担当者からコメントを得られていない。

同氏が在学中に受けたインタビューによると、中国雲南省出身で北京航空航天大学で学んだ。

張哲
張哲
関連特集: 日本