中共が韓国選挙38の虚偽サイト開設 親中反米への世論操作か

2023/11/17
更新: 2023/11/17

韓国総選挙が来年に行われる。そうした中、韓国の情報機関は13日、中国共産党(中共)のメディア宣伝会社が韓国メディアを模倣した38のウェブサイトを開設し、韓国で虚偽のニュース内容を流布し「親中共・反米感情を扇動し、韓国の世論を操作している」ことを明かした。

韓国国家情報院が公開した報告によると、中共のプロパガンダ会社「海売科技」(Haimai)と「海訊社」(Haixun)は、韓国ウェブサイトに偽装するために、韓国のニュースメディアと似たメディア名とドメイン名を作成し、韓国メディアのニュース報道を無断で掲載し、韓国デジタルニュース協会のメンバーだと偽っていた。

偽造したウェブサイトには、「ソウルニュース」「釜山オンライン」「忠清タイムズ」などがある。

中国メディアのプロパガンダ会社がメディアサイトになりすまして、他国の世論を操作するのは、今回が初めてではない。

韓国の情報機関・国家情報院によると、米サイバーセキュリティ企業マンディアント(Mandiant)が発表した「中国の影響力工作」報告書には、「海訊社」が中共の影響力を拡大し、世論を揺さぶり操作するために、独立メディア風の72の偽ニュースサイトを開設し、その中には、韓国語の9サイトも含まれていたと書いてある。

これらの偽サイトで掲載されている内容は、最近、SNSなどで拡散されている。国家情報院は関連部署と協力し、これらのウェブサイトをブロックする計画だ。

韓民鎬(ハン・ミンホ)元文化体育観光部局長は11月14日にエポックタイムズに応じ「韓国メディアを模倣した行為は非常に愚かだ」と指摘した。

中共が韓国国内に親中共の世論を作ろうとしているのは、短期的には、次期国会議員選挙を狙ったものとみられる。現在の韓国国会は、与党が親米の右翼政党で少数派であり、親中の左翼政党が多数を占めている状況で、これにより、尹錫悦(ユン・ソンニョル)政府の政策運営は大きな制約を受けている。

韓国では来年4月に国会議員選挙が予定されている。今年の8月末には、韓国政府が中共や北朝鮮が選挙を「操作」する可能性について警告を発した。

韓国中央選挙管理委員会のキム・ヨンビン事務総長は8月31日に、国会の会議で、来年の韓国国会議員選挙について北朝鮮と中国が「選挙を操作」する可能性があることを前提に準備を進めると述べた。

 同氏は、中央選挙管理委員会がそのリスクを特定し、防止に努めていることを明らかにした。

呉歓心
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