日本保守党の河村たかし衆院議員は10月8日に記者会見を行い、百田尚樹(ひゃくた なおき)代表に離党届を提出したと明らかにした。
河村氏は同党の共同代表を務めていた。離党する理由については、「たくさんある」と述べた上で、日本保守党と「信頼関係を築いていくのは不可能だと判断した」「相当失望した」と胸中を語った。
百田氏とは「党勢拡大の手法の差があった」とも語り、党運営の上で意見の相違があったという。
記者会見では、百田氏に脅迫されたなどとして告訴状を東京地検に提出していた件にも言及した。
河村氏は3日、百田氏からペットボトルを投げ付けられたなどとして、威力業務妨害と脅迫の容疑で告訴状を提出している。
4月に行われた記者会見では、百田氏と河村氏が党代表選や党大会の実施めぐり意見が食い違う様子が見られた。河村氏によると、記者会見の後、百田氏は河村氏に対しペットボトルを投げ付け、右手を振り上げ「俺が殴ったら死ぬぞ」と脅迫したという。
河村氏は、刑事告訴を行うか否かについて「相当悩んだ」と明かし、「さすがに辛抱したらあかん。(自民党の)裏金と同じ」と語った。
9月、河村氏は百田氏から共同代表を事実上解任すると通告されたが、拒否している。
日本保守党をめぐっては、竹上裕子衆院議員が先月下旬に党運営への不満から離党届を提出したことを明らかにした。理由について「党内の公平性の欠如」などを挙げた。
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