英国の米軍使用基地付近で重大事件 5人逮捕 住民避難

2026/09/28
更新: 2026/09/28

英南西部グロスターシャー州の警察は27日、米軍が使用する英空軍フェアフォード基地付近で「重大事件」が発生したと発表した。警察は爆発物法違反の疑いで男5人を逮捕し、近隣のウェルフォード地区の一部住民を避難させた。

逮捕された5人には、テロ関連と爆発物に関する犯罪の疑いが持たれている。

グロスターシャー州警察のリチャード・オコーン上級警部は、午前0時を過ぎて間もなく近隣住民から通報を受け、逮捕に踏み切ったと説明した。5人の身元は公表されておらず、動機につながる情報も明らかになっていない。

テロ対策部門の幹部、ビッキー・エバンス氏は「捜査は初期段階にあり、5人の身柄を引き続き拘束している。事件の経緯を解明するため、関係機関と緊密に協力している」と述べた。

警察によると、英陸軍の爆発物処理班が複数の車両を調べており、現場には規制線が設けられた。事態は現在、収拾されており、住民は近くのレジャーセンターに一時避難している。

グロスターシャー州警察は、ウェルフォード地区で重大事件が発生したと発表した(警察公式サイトのスクリーンショット)

英政府は、アンディ・バーナム首相が事件の最新情報を把握しているとした上で、「捜査中のため、これ以上のコメントは控える」と述べた。

ロイター通信が目撃者の話として伝えたところによると、基地には最近、道路封鎖用の障害物が増設され、正門付近には武装警察官が配置されていた。基地近くのフェアフォードには、警察車両や救急車、消防車など約30台が集まった。警察は今回の逮捕が基地そのものに関係するかどうか、明らかにしていない。

米空軍の報道官は、関連する報道を把握していると述べたが、具体的な部隊防護措置については説明を避けた。「第501戦闘支援航空団と英国に駐留する他の航空団は警戒を続け、米軍人、文民職員、請負業者とその家族の安全を確保するため、適切な措置を取る」と述べた。

英空軍フェアフォード基地には米空軍の要員が駐留している。英政府は7月、英米間の既存の取り決めにより、米軍が地域の集団的自衛のために英国の軍事基地を使用できると説明した。その活動には、ホルムズ海峡の船舶への攻撃に使われているとされるイランのミサイル施設や能力を弱めることも含まれるという。

ロイター通信は7月、イラン革命防衛隊が、英国の基地から米軍爆撃機の離陸を認めれば、攻撃に使われた基地は標的になり得ると警告したと報じた。英政府はその後、英軍はあらゆる攻撃に対応する準備ができていると表明した。

王蘭