マルコ・ルビオ米国務長官は、ウクライナが黒海で米国の石油を積んだ船舶を攻撃したと非難し、ゼレンスキー大統領に、この凄惨な戦争をどう終わらせるかに専念するよう求めた。
ルビオ氏は10月18日に放送されたブライトバート・ニュースのインタビューで、ウクライナの一部の行動に米国は深く失望していると述べた。例として、数か月前に「黒海でエネルギー輸送船が攻撃され、多くの苦情が寄せられた。米企業から電話があり、『ウクライナに攻撃されたあの船には、われわれの石油が積まれている』と言われた」と説明した。
「ウクライナが意図的に米企業を狙ったとは思わないが、それらの船舶が攻撃されたことは事実だ。ホルムズ海峡、紅海、その他の地域で起きていることにより、世界はすでにエネルギー危機に直面している」とルビオ氏は付け加えた。
「状況をさらに悪化させる出来事は必要ない。われわれがウクライナに関連する要請をしたにもかかわらず、こうしたことが起きたのは、いら立たしい。その不満が今、表面化している」
「しかし、ロシア側に不満がないという意味ではない。トランプ大統領も、ロシアの弾道ミサイルがキーウの集合住宅に命中し、罪のない民間人が死亡する光景を見たくはない。こうしたことが起きるのを望んでいない。だからこそ、この問題の解決を目指す過程は、これほどいら立ちを伴うのだ」
ルビオ氏は10月19日、訪問先のウズベキスタンで記者団に対し、トランプ政権はウクライナとの情報共有を停止していないと説明した。この情報は、ロシアによる差し迫った弾道ミサイル攻撃をウクライナが事前に警戒するのに役立つ。
ゼレンスキー大統領が最近表明した不満について、ルビオ氏は記者団に「彼がどこからそうした話を得たのか、なぜメディアにそのように話したのか分からない。情報共有は中断していない。ゼレンスキー氏は、この戦争を終わらせることに専念すべきだ」と述べた。
トランプ氏は10月9日、ロシアのプーチン大統領と軽油の供給で合意したと発表した。ロシア側が米国と世界市場に、480万トンを超える軽油を段階的に供給するという。その後、米国とウクライナの緊張は高まっている。
トランプ氏は10月18日、自身の交流サイト「トゥルース・ソーシャル」に、「私はロシア・ウクライナ戦争の和平に向けて交渉しており、ロシアを交渉の席から離れさせるような愚かな行動を望んでいない。現在、大きな進展が得られている」と投稿した。
また、「ゼレンスキー氏はロシア国内の製油所を攻撃対象にしているが、これらの攻撃が世界の軽油市場に深刻な打撃を与え、米国市場にも影響を及ぼしていることを、彼はよく分かっている」と述べた。
責任編集:林妍
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。