イランが支援するイエメンのフーシ派がサウジアラビアへの攻撃を激化させる中、エジプト議会は10月26日、同盟国サウジへの軍事支援を承認した。
エジプト議会の声明によると、下院は3分の2の賛成多数で、アブドルファタハ・シシ大統領に対し、サウジアラビア王国を支援するために必要な措置を講じる権限を与えることを承認した。
シシ大統領は先週、サウジから要請があった場合に軍事支援を提供できるよう、議会に承認を求めていた。
エジプトがどのような防衛支援を提供できるかは、現時点では明らかでない。エジプトはアラブ世界最大規模の軍を擁し、現役兵力は数十万人に上る。戦闘機や高度な防空システムも装備している。
シシ氏は10月21日、エジプトの支援は「サウジの領土を防衛する」ことを目的としており、イエメンのフーシ派への攻撃は含まないと述べた。
フーシ派は10月26日、サウジの「東西」原油パイプラインのポンプ施設と、首都リヤドの空港を攻撃したと主張した。敵対行為の激化で石油供給が妨げられ、より大規模な紛争に発展する危険が生じている。
サウジ主導の連合軍はこれに先立ち、イエメンの首都サヌアでフーシ派の弾道ミサイル発射装置2基を破壊したと発表した。このうち1基は、リヤドへのミサイル発射に使われていた。
サウジ側は、フーシ派が主張するこれらの攻撃を直ちには確認していない。
サウジはエジプトの最も強固な同盟国の1つだ。2013年、当時エジプト軍を率いていたシシ氏は、イスラム主義勢力出身のムハンマド・モルシ大統領を打倒した。それ以来、サウジはシシ政権の重要な財政支援国となっている。
シシ氏は10月24日の演説で、サウジの安全と安定が脅かされた場合、エジプトは傍観できないと述べた。
サウジに加え、エジプトもバブ・エル・マンデブ海峡の海運の混乱で最も深刻な影響を受けている国の1つだ。同海峡はエジプトのスエズ運河に通じる南の玄関口に当たる。2023年にフーシ派が攻撃を始めて以降、エジプトのスエズ運河収入は今も回復していない。
(本記事はAFP通信とロイター通信の報道を参考にした)
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