最近、トランプ米大統領とオバマ元大統領は、それぞれ自党の候補者を支援するため、選挙集会に臨んだ。今年の中間選挙では、経済や物価、国境警備をめぐり、両党が激しい論戦を繰り広げている。26日午前までに、全米で2740万人が期日前投票を済ませた。中間選挙では歴史的に、現職大統領の所属政党が議席を減らす傾向にある。今年、トランプ大統領と共和党がこのジンクスを破れるか、注目されている。
週末、トランプ氏はジョージア州やミシガン州などを訪れ、共和党候補への支持を訴えた。
オバマ氏もミシガン州やオハイオ州などで民主党候補の応援に回り、支持を呼びかけた。
中間選挙は11月3日に実施される。26日午前6時までに、全米で2740万人の有権者が投票を終えている。
このうち、テキサス州では435万票が投じられ、州内の有権者全体の22%に達した。ミシガン州でも98万6200人が投票を終えている。
選挙戦は最終盤を迎え、両党はさらなる票の獲得に向けて戦略を練り直している。選挙集会や広告、戸別訪問などを展開するほか、世論への働きかけにも力を入れている。
共和党は、勝利すれば国境警備を重視する政策を継続し、経済成長と雇用の拡大を図るとともに、減税などを通じて国民の負担軽減を進めると訴えている。これに対し、民主党は、食料品や住宅の価格高騰を招いたのは共和党だと批判している。
選挙戦では、思わぬ事態も発生した。
アラスカ州の上院議員選挙に出馬している民主党候補のペルトラ氏が、24日、家族とともに先住民連合の年次晩餐会に向かう途中で交通事故に遭い、軽傷を負った。このため、予定していた選挙活動の日程を組み直すことになった。ペルトラ氏の報道担当者は25日、事故に政治的な背景はないと説明した。
中間選挙では、連邦下院の全435議席が改選されるほか、上院でも35議席が改選対象となる。さらに、39州の知事選に加え、各州議会の数千議席をめぐる選挙も実施される。
選挙の結果、どちらの党が議会の主導権を握るかによって、今後2年間の政権運営も大きく左右される。議会が大統領の政策に協力するのか、それとも政権の政策実現を阻むのかが焦点となる。
中間選挙はこれまで、現職大統領の所属政党にとって厳しい結果となることが多くあった。過去80年間に行われた20回の中間選挙のうち、18回で大統領の所属政党が下院の過半数を失っている。ただ、共和党のブッシュ大統領は2002年、このジンクスを破り、中間選挙で議席を増やした。今回の選挙がどのような結果となるのか、来週に明らかになる。
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