フランスで暴動再燃 破壊・略奪の惨劇 千人逮捕

2026/10/26
更新: 2026/10/26

フランスでは今月24日、抗議デモが再び警察との衝突や周辺店舗の破壊および略奪に発展し、千人以上が逮捕された。一連の混乱の翌日、パリでは米プロフットボールリーグ(NFL)のレギュラーシーズンの試合が予定通り開催された。

24日、パリなどフランス各地で市民が街頭に繰り出し、生活費の高騰や格差の拡大に抗議した。政府の発表によると、参加者は約41万人に上った。

抗議参加者でコメディアンのラヒム・マディさんは「私は『自由、平等、友愛は、いつ実現するのですか?』と投稿した。現状では、このスローガンは単なる空文句であり、具体的な形では実現していないからだ」と語った。

暴力や破壊、略奪行為の再発を防ぐため、フランス当局は約7万人の警察官を動員し、警戒に当たらせた。しかし、デモ行進の終了後、抗議参加者と警察の間で再び衝突が発生した。

抗議参加者は花火や石などを警察に投げつけ、赤い発煙弾にも火をつけた。大量の煙が夜空を赤く染める中、警察は催涙弾を使用して群衆を解散させた。

一部の抗議参加者は騒動の中、近くの店舗に逃げ込んだ。また、高級ブランド店のショーウインドーを破壊する行為も確認された。

内務省は25日、約1300人以上が逮捕され、警察官50人が負傷したと発表した。

フランスのローラン・ヌニェス内相は「当局は当初、一部のデモについて、10月17日にすでに騒乱や暴力、破壊・略奪が発生した市中心部での開催は認めるべきではないと判断した。騒乱や公共物の破壊、略奪が起きた場所でデモの継続を認めるのは無責任だ」と述べた。

25日、緊張が続く中、全米プロフットボールリーグ(NFL)は初めてパリでレギュラーシーズンの試合を開催した。ピッツバーグ・スティーラーズがニューオーリンズ・セインツを16対10で下した。

前日にパリで大規模な抗議活動と暴力事件が起きたことを受け、ファン向けの催しやNFL関連イベントはすべて中止された。

トランプ米大統領は、暴動が起きる中でフランスが予定通り試合を開催できるのか、一時疑問を呈していた。25日、FOXニュースのインタビューに応じたトランプ氏は、欧州各地で広がる混乱に懸念を示した。さらに、マクロン仏大統領の移民政策について、憎悪に満ちた人々をフランスに流入させ、国を破壊するものだと警告した。