お金持ちの男性が結婚相手として人気なのは、どこの国でも同じ。しかし今、米国では少し変わったことが起きている。
AI(人工知能)を開発する技術者が、中国人女性たちの間で人気の結婚相手になっているのだ。
理由はお金。AI業界では給料が高いうえ、勤め先の株が値上がりすれば、一気に大金持ちになる可能性もある。
米紙ニューヨーク・ポストによると、中国系婚活サイトでは、以前は「シリコンバレーで働く男性」が人気だったが、今では「AI企業の技術者」と指定する女性が増えているという。
ある中国人女性経営者は、結婚を「資産の組み替え」と表現。将来値上がりしそうな株を持つ男性を探している。
ところが、AI企業には別の心配がある。
AI技術者が持っているのは、お金だけではない。会社が大金をかけて開発した、まだ世間に知られていない技術や秘密も知っている。
もし誰かが恋人として近づき、親しくなってから仕事の秘密を聞き出したらどうなるか。
これが、いわゆる「ハニートラップ」だ。
実際、AI大手OpenAIは社員に対し、恋愛や性的関係を利用して会社の秘密を盗もうとする人物に注意するよう警告している。
もちろん、AI技術者との結婚を望む女性がスパイというわけではない。
しかし、世界中がAI開発で競争する今、技術者の知識は、お金では買えないほど貴重なものになっている。
恋愛は個人の自由。しかし、国家や企業が技術を奪い合う時代には、何気ない恋愛さえも情報戦の入り口になり得る。
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