訂正:米中協議に良い兆し、中国の農産物購入を期待=カドロー氏

2019/07/24
更新: 2019/07/24

[ワシントン 23日 ロイター] – カドロー米国家経済会議(NEC)委員長は23日、米中の対面通商協議に向け米閣僚らによる訪中の見通しがあることは良い兆しだとした上で、中国が速やかに米国産農産物の購入を開始するよう期待しているという考えを示した。

同氏はホワイトハウスで記者団に対し「今後(米閣僚らが)訪中するとみられ、われわれは中国がすぐにも(米国産)農産物の購入を開始すると強く期待している。それは第一に全体合意に含まれており、第二に善意の証しとなる」と語った。

さらに、ムニューシン財務長官とライトハイザーUSTR代表が中国との直近の電話会談で、中国が米農産物を購入する約束を果たす必要があることを強調したことを明らかにした上で、「保証はできないが、(中国による米農産物購入を巡り)明るいニュースが伝わっても驚きではない」とし、「楽観視している」と述べた。

また、これとは別に、ブルームバーグは関係筋の情報として、ライトハイザー通商代表部(USTR)代表ら米政府高官が29日に上海(訂正)を訪問し、中国側の高官らと対面で通商協議を行うと報じた。

トランプ大統領はこの日、中国は「何十億ドルものカネ」を米国に支払っていると指摘。米政府は貿易摩擦の煽りを受ける農家に支援を行っていると強調し、「(米中が)合意できるかどうか様子を見よう」と述べた。

※ 本文4段落目の「北京」を「上海」に訂正しました。

Reuters
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