トランプ米大統領は、マール・ア・ラゴを訪問したウクライナのゼレンスキー大統領を迎え、両者ともに機嫌は良さそうに見えた。
トランプ氏
「これは(戦争として)最も厄介な問題だ。しかし必ず解決する。今日は非常に良い会談を行う。ゼレンスキー氏は非常に努力しており、とても勇敢だ。彼の国民も非常に勇敢だ」
ゼレンスキー氏は、安全保障など一連の問題について、トランプ氏と戦略的な議論を行いたいとの考えを示した。
ゼレンスキー氏
「20項目の和平計画は非常に重要だ。これと、その実施の順序について議論しなければならない。さらに重要なのは、我々のチームが(和平の)戦略、すなわち目標に一歩一歩近づく方法について話し合ってきたことであり、その戦略を議論することだ」
今回の米ウ首脳会談は、マール・ア・ラゴのメインダイニングで行われた。トランプ氏は、交渉は現在最終段階にあり、あるいは合意に達する条件が整っているとの認識を示した。
ゼレンスキー氏との会談に先立ち、トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に「先ほどロシアのプーチン大統領と良好で実りある電話会談を行った」と投稿した。ここ数日、ロシアはウクライナに対して大規模な空爆を実施しており、記者からプーチン氏が和平に真剣かどうかを問われると、トランプ氏は肯定的に答えた。
トランプ氏
「プーチン氏は真剣だ。ウクライナも非常に激しい攻撃を行ってきたと言える。否定する意図はない。様子を見よう。しかし双方とも戦争を終わらせたいと望んでおり、両国とも戦争の終結を望んでいると私は信じている」
トランプ氏は、ゼレンスキー氏との会談後、プーチン大統領に再び電話をかけ、交渉を継続すると述べた。
同日、ロシア政府は、トランプ氏とプーチン氏の電話会談は約1時間15分に及んだと発表した。また、ロシアとアメリカの首脳は、和解成立前に一時的な停戦を行うという欧州とウクライナの提案を支持しておらず、それは紛争を長引かせるだけだとの認識を示した。さらに、ロシア政府は、ウクライナ政府がドンバスの領土問題について「大胆な決断」を下す必要があると主張している。
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