ロバート・マローン博士は3月25日、もはやワクチンの専門家として当局への助言は行わないと表明した。
「もう終わりだ」とマローン氏はエポックタイムズに語った。
同氏は、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)に予防接種に関する助言を行う「ワクチン接種に関する諮問委員会(ACIP)」の副委員長を務めていた。
ロバート・F・ケネディ・ジュニア保健福祉長官は2025年、前任の委員らを解任した後、マローン氏を含む新たなACIP委員を選出した。
しかし、連邦判事は先日、ケネディ氏による委員任命は適切な手続きを経ていないとの判断を下し、任命を一時停止させた。また、判事はCDCのワクチンスケジュールの変更も差し止めた。これら変更の一部は、刷新されたACIPによる採決を受けて促されたものだった。
元EpochTVのホストであり、ルイジアナ州立大学の客員教授でもあるマローン氏は、この判決を批判している。同氏にはワクチン分野で数十年の経験があるにもかかわらず、判事が自分を「不適格」と見なした点に触れた。
マローン氏は水曜日、すでに数カ月前から「何らかの形で、潔く専門家らしい方法で」ACIPを去る道を模索していたと語った。その理由の一つには、mRNAワクチンやその他の新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチンに対するCDCの指針を縮小するよう勧告したACIPの採決などに対し、医療団体から批判が寄せられていたことが挙げられる。
また、同氏は現在、国務省との生物兵器協定に関する業務に注力している。
マローン氏は、無報酬で働く委員たちがトランプ政権から不当な扱いを受けていると述べた。その例として、同氏が「当局は判決を控訴せず、ACIPのメンバーを入れ替える方針だ」と暴露した際のアンドリュー・ニクソン保健福祉省(HHS)広報官の反応を挙げた。
「何千時間もの無償労働を提供していながら、我々全員に対して慢性的で無礼な態度が取られることには、もう疲れた」とマローン氏は語った。
エポックタイムズは、ケネディ氏が率いるHHS(CDCの親組織)にコメントを求めている。

一方でニクソン広報官は、HHSのアドバイザーであり元ACIP委員長のマーティン・カルドルフ氏によるコメントを引用して反論した。カルドルフ氏は、マローン氏の辞任を初報したロール・コール紙に対し、「ニクソン氏はACIPを支援するあらゆる業務において、プロフェッショナルかつ誠実だった」と語っている。
政権側は依然として判決に対し控訴していない。ニクソン氏は3月20日のメールでエポックタイムズに対し、「我々が公式に発表しない限り、今後の動向に関するいかなる主張も根拠のない推測に過ぎない」と述べた。
マローン氏によれば、3月25日にケネディ氏から最新状況を伝える電話があったという。
「彼らはまだ、自分たちが勝てる戦略を練りながら、どう対応するかを検討している段階だ」とマローン氏は述べた。「彼はその進捗状況を教えてくれたが、私がそれを共有するのは不適切だろう」。
ACIPの新型コロナワクチン作業部会でマローン氏と共に活動した、ブラウン大学レゴレッタがんセンター所長のワフィク・エルデイリー博士は、Xへの投稿で、マローン氏のACIP離脱を知り残念に思うと綴った。
エルデイリー氏は続く投稿で、マローン氏との活動経験について語った。同氏によれば、マローン氏は極めて博識で、常に最新の情報を把握して準備を怠らない人物だという。また、その発言は鋭く即興的でありながらも、常に礼儀正しかったと述べ、「国の諮問委員として期待されるような、適切で批判的な視点を持つ専門家だった」と称賛した。
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