福岡県田川市の住宅地に深さ約6メートルの陥没穴 車庫ごと車両が落下

2026/06/27
更新: 2026/06/27

福岡県の住宅地で6月26日夜、突然地面が陥没し、長さ約9メートル、深さ約6メートルの巨大な陥没穴が出現した。住宅の車庫が丸ごと沈下し、周辺住民は緊急避難した。

事故が発生したのは田川市内の住宅地で、26日午後6時過ぎ、住民が田川市位登地区の住宅地内で地面の一部が陥没しているのを発見した。動画では、陥没箇所に巨大な空洞が生じ、周囲には古い民家が立ち並んでいる様子が確認できる。

地元警察によると、陥没の範囲は長さ約9メートル、幅約5メートル、深さ約6メートルで、住宅の車庫が丸ごと沈下したほか、付近の電線も引きちぎられた。

警察はさらに、車庫のほかに電柱1本とバイク1台も穴の中に落下したと説明した。現時点でけが人の報告はない。

近くに住む女性は「家の中にいたら突然『ドン』という大きな音がして、外に出てみたら電線が全部垂れ下がっていた。よく見たら陥没穴ができていて、本当にびっくりした。怖かった」と話した。

NHKやテレビ朝日などの報道によると、陥没地点の地下にはかつての炭鉱の坑道が残っており、鉱害処理を専門とする独立行政法人「エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)」は、同地区では過去にも同様の陥没事故が発生しており、今回の事故は最近の降雨の影響を受けた可能性が高いとの見方を示した。現在、詳細な調査が進められている。

田川市は、陥没範囲の拡大や漏電のリスクを懸念し、事故現場の住宅および周辺の住民に避難を呼びかけた。27日午前10時時点で、約5世帯の住民が近隣の公民館に避難している。

隣接する福岡県添田町に設置された雨量計のデータによると、今月22日の降雨開始以降、累積雨量はすでに300ミリを超えている。