ノルウェーはワールドカップ決勝トーナメント1回戦で、5度の優勝を誇るブラジルを2対1で下し、史上初のベスト8進出を果たした。国内は歓喜に包まれている。
こうした中、ノルウェー軍隊の陸・海・空の三軍は、異例の形で応援動画を制作した。動画では、各地の演習地や基地において、「バイキング・ローイング(Viking Row)」ノルウェー代表のサポーターが行う独特の応援スタイルが披露され、代表チームへエールを送った。この映像は公開直後からインターネット上で急速に拡散し、大きな反響を呼んでいる。
ノルウェー国防省が公開した映像には、陸軍、海軍、空軍の隊員が軍装姿で登場し、それぞれの現場で、古代バイキングのロングシップを漕ぐ際の象徴的な動作を再現する様子が収められている。迷彩服姿の兵士は草地の斜面で整然と動きをそろえ、海軍の隊員は艦上で声を合わせ、空軍の隊員はコックピット内で同様の動作を行い、一体となって応援パフォーマンスを披露した。
ノルウェー軍は投稿の中で、「私たちはどんな機会も見逃さない。今夜のノルウェーに幸運を」と記している。
この動画はネット上で大きな反響を呼び、多くのユーザーが称賛の声を寄せた。映像はノルウェー人の国家への誇りを示すと同時に、国全体の団結と不屈の精神を象徴するものだとの評価が相次いでいる。
ノルウェーが番狂わせでブラジルを下す 全国に祝賀ムード
ノルウェーがブラジルを破る番狂わせを演じた後、国内では祝賀ムードが一気に広がった。各地でファンが街や広場に繰り出し、歓喜に沸いた。
人々は地面に座り込み、バイキングのロングシップを漕ぐリズムに合わせて前後に体を揺らし、太鼓や掛け声に合わせて一体となって盛り上がった。
試合後、ノルウェー代表が公開した映像では、エースストライカーで得点王候補のハーランドがチームメートとともに、「ローイング」や「バイキング・クラップ(Viking Clap)」を披露する様子も確認された。
ワールドカップ開幕以降、ノルウェー発のこの応援スタイルは急速に世界へ広がっている。アメリカ各地でも、ニューヨークのタイムズスクエアやニュージャージー州のスタジアムなどで、ファンが集まり、同じリズムで「ローイング」の動きを行う光景が見られる。
一部メディアは、「バイキング・ローイング」は単なる応援スタイルにとどまらず、団結や力、共闘の精神を象徴するものになりつつあると指摘する。古代バイキング(北欧の海洋民で、遠征前に仲間と心を合わせて船を漕いだ)という伝統を持つその姿を想起させるものであるとしている。
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