中国 ファーウェイ製との噂 否定報道も消えた

転んだ瞬間、ポケットから火柱 中国スマホ発火騒動

2026/10/16
更新: 2026/10/16

中国で、バドミントン中に転倒した男性のズボンのポケットから突然、激しい炎が噴き出した。

スマホが発火したとみられるが、メーカーをめぐる情報は錯綜。さらに、この騒動を取り上げた中国政府寄りの大手メディアの記事まで削除され、疑問が広がっている。

10月11日、中国の屋内バドミントン場で、プレー中の男性が転倒し、右腰を床に強打。その瞬間、ポケット付近から炎が噴き出し、男性の右脚が火に包まれた。

ネット上では「購入してわずか2か月のファーウェイ製スマホが発火し、男性は重いやけどを負った」との情報が広まった。

こうしたなか、中国政府寄りの大手メディア「鳳凰網」は14日、「発火したのはファーウェイ製スマホではない」とする記事を2本掲載。しかし、その日のうちに2本とも削除されたという。

実際にはファーウェイ製だったのか。それとも、ファーウェイの名前が出ること自体が敏感な問題だったのか。削除の理由は不明で、スマホのメーカーや発火原因、男性のけがの程度も確認されていない。

スマホの電池は強い衝撃で発火することがあり、日本でも同様の事故が報告されている。

ファーウェイは中国の技術力や国産ブランドの誇りを象徴する企業でもあり、その製品への批判は敏感な問題になりやすい。

本来なら、事故原因を調べ、安全性を確かめるべき話だ。ところが、メーカー名をめぐる疑惑に加え、否定記事まで消えてしまった。

事故の原因も、記事が消えた理由も分からない。結局、肝心なことは何一つ明らかになっていない。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!