中国外務官「610オフィス」について言葉を濁す、中豪間・第九回人権会談

2005/07/01
更新: 2005/07/01

【大紀元日本7月1日】中国と豪州両国間の第9回人権会談が6月27日、北京で行われた。今回の人権会談は、元中国外交官・陳用林氏と国安局職員・カク鳳軍氏が、豪州で中国政府の恐怖政治の内幕を暴露し、政治亡命を申請後に開かれたため、会場は非常に敏感な雰囲気に包まれていた。中国外務省外務大臣補佐・瀋国放氏は「中国政府は海外において、法輪功学習者らの活動を制限する責任がある」と発言し、多くの海外マスコミの関心を集めた。

その発言に対し、28日にSBS放送は、世界ニュース番組で、シドニー法輪功学習者・李迎氏の取材インタビューを放送した。「外務補佐官・瀋国放氏の発言は、受け入れられないものである、中国政府は豪州政府に、法輪功活動を制限するよう要求する権利はないはずだ」と李迎氏は抗議した。

また、ABC放送は夜間番組「レイトライン」で、駐中国特派員記者が外務大臣補佐官・瀋国放氏に法輪功を取り締まる「610オフィス」の存在について質問を投げかけると、瀋大臣補佐官は「610オフィスだって?」と聞き返し、「610オフィスは存在しないのか?」という質問に対しては、回答はせずただ笑ってごまかし言葉を濁した。

 

関連特集: 国際