欧州の山火事 東部で深刻化 米加でも大規模火災 住民が緊急避難

2026/08/06
更新: 2026/08/06

最近、欧米で大規模な山火事が相次いでいる。ヨーロッパでは、フランスとスペインの主要な山火事がおおむね鎮圧される一方、東部地域で火災が深刻化している。北米でも、米ワシントン州とカナダ西部ブリティッシュコロンビア州で大規模な山火事が発生し、多くの住民が緊急避難を余儀なくされた。

フランスとスペインでは今年、記録的な規模の山火事が発生した。現在、両国の主な火災現場では火勢がおおむね抑えられている。焼失面積は25万ヘクタールを超え、約30万人が避難した。

フランス南西部ジロンド県では、火災後に自宅へ戻った住民が、周囲一帯が焼け跡となった光景を目の当たりにし、衝撃を受けている。

住民のルドビク・レナルディさんは、「ボルドーで10日間過ごし、今日戻ってきた。火災は地域全体を襲った。自宅が残っていたのは幸運だったが、周囲はすべて焼けてしまった」と語った。

その一方で、山火事はヨーロッパ東部でも深刻化している。

高温と乾燥、強風が重なり、ギリシャの首都アテネを含むアッティカ地方の各地で火災が発生した。

ギリシャでは数百人の消防隊員が連日、消火活動に当たっている。消火活動中にはヘリコプター2機が空中で衝突し、乗員2人が死亡した。

トルコとイタリアでも火災が相次いでいるほか、山火事の発生が少ないオランダでも、異例の森林火災が確認された。

北米では、米ワシントン州スポケーン地域で大規模な山火事が発生し、700棟を超える建物が焼失した。約6万4千人が緊急避難し、同州は非常事態を宣言した。

カナダ西部ブリティッシュコロンビア州では、約120件の山火事が燃え続けている。現在、約8千人に避難命令が出されており、海外から派遣された数百人の消防隊員が現地で消火活動を支援している。