中国広東省:広州の肉価格が再び上昇、悲鳴を上げる民衆

2007/11/30
更新: 2007/11/30

【大紀元日本11月30日】中国広東省の豚肉牛肉の価格が最近になって再び上昇しており、今年の最高記録を更新している。物価部門によると、飼料、油価格の上昇等の影響から、豚肉、牛肉価格に依然として上昇圧力が存在しており、市民は悲鳴を上げている。

広東紙「新快報」によると、広州市内の多くの食品市場において、豚肉価格が、1か月前の11元/キロから、前日(25日)の13元/キロに上昇している。ランクの高い一部の赤身肉に到っては、17元/キロとなっており、これまでで最高の価格となっている。生きた豚の卸売り価格は、半月余りで1割程度上昇している。

石碑肉菜市場における牛肉価格は、前日で29元/キロで、10か月前に比べて2元上昇している。また、多くのランク牛肉が、30元/キロとなっていた。

広東省価格監測センターの分析によると、広東省の豚の来源の6割から7割は外部の省である。石油価格が上昇する中で、外地から広東に豚を運ぶことによって得られる利益が少なくなっていること、また、最近の広東におけるディーゼルオイルの需給逼迫で貨物トラックの給油が困難になっていることから、外部の省の大多数から、豚が広東に来なくなっている。他方、牛肉価格の上昇は、飼料価格、特にとうもろこしの価格上昇が原因であるという。

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