土地強制収用反対の農民たち、警官隊を退ける=四川省

2012/03/26
更新: 2012/03/26

【大紀元日本3月26日】四川省攀枝花市近郊の村で20日、農地の強制収用に反対する村民の数100人が、100人余の警官隊と暴力衝突する事件が発生した。警察が村から追い出されて、ここ数日間、双方は膠着状態のもよう。

同事件の現場は米易県水塘村。複数の村民が大紀元の電話取材に匿名で答えた。

それによると3月中旬、現地政府が土地の収用を通達したのち、農民たちは補償金が低すぎるなどの理由で応じないと反発した。その後、現地政府は20日、警官隊を導入して強制執行に踏み切った。最初に、警官らは複数の村民に暴行して手錠をかけるなどしたため、事態を知った数100人の村民が次々に集まり、仲間の釈放を求めた。武装した警官を前に、村民たちは農機具で応戦したという。激しい衝突により負傷者が多数出た。その後、拘束された村民が釈放されて、警察は一旦、村を去っていったという。

しかし現在でも、警察と村民との対峙による緊張が続いており、村周辺には警官が巡回し、私服警官も配置されている。村民も村から出られない状況だという。 

事件について、米易県政府は当日夜6時頃、政府の共同執行チームが公務中に、民衆が集まり妨害したため、数人のスタッフが負傷したと公表したが、村民の負傷には言及しなかった。

ラジオ・フリー・アジア(RFA)の記者は23日、米易県公安局に電話取材したところ、対応した幹部は「事件について、後にメディアで正式な公告を発表する」と回答した。

情報を提供した村民の一人は、「我々500人余の村民は皆、命に代えても土地を守ると誓った」と語った。

 (記者・唐銘、翻訳編集・叶子)
関連特集: