THE EPOCH TIMES
陳思敏コラム

一歩も引かない習陣営 反腐敗運動の嵐が吹き荒れる

2017年06月29日 15時31分

 6月11日、中紀委は、12回目の中央巡視組巡回のフィードバック状況をインターネットで公開した。今回は第18回中国共産党中央委員会による最終回の巡回で、中紀委は「すべての部門を網羅した」と評価している。

 中央巡視組とは、党中央規律検察委員会(中紀委)から各省庁、国有企業、地方政府に派遣される巡視チームで、各機関に党規に対する違反がないかをチェックするため、不定期に巡視を行っている。

 この巡回により多数の腐敗官僚が摘発され、政府メディアは、これまで正式に通報のあった「有毒な」大トラ(腐敗した党高官)は少なくとも周永康、令計画、郭伯雄、徐才厚、蘇栄、王珉、薄熙来、王立軍、黄興国、武長順、白恩培、仇和の12人、と実名を挙げて公表した。

 これらの腐敗官僚は例外なく江派。彼らはこれまで、軍、政府、公安局、検察局、法院や地方政府にまで幅広く勢力を伸ばして権勢をふるっていた。今回のリストは、「現在の中国における汚職高級官僚は、全て江沢民につながっている」との世論と一致している。

 今回の任期において、習主席は江沢民の腹心で、軍部に大きな影響力を持っていた徐才厚と郭伯雄、公安・司法部門の「皇帝」との異名を取る周永康、国家安全部副部長の馬建を失脚させ、「大トラ狩り」が、31省自治区直轄市すべてをカバーした。

 今後、官僚と財界の間の癒着関係を一掃し、金融系統に山積する数々の弊害を解消するため、習主席は腐敗官僚に対し、さらに追及の手を強めてゆくとみられる。

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