今夏の北戴河会議に長老政治が終焉か=海外メディア

2017年08月25日 12時00分

 今秋の中国共産党大会を前に、最高指導部の人事などを話し合う非公式会議・北戴河会議はすでに終了したもよう。この会議は通常、引退した党の長老も参加し、人事に口を挟むなど影響力を誇示する場である。しかし、この「長老の政治介入」は今年で終焉を迎えたと、仏国営ラジオRFIは21日、報じた。

 8月に入ってから、公の場で姿を見せていなかった指導部メンバーの動静が最近、伝えられた。17日に習近平主席が米軍制服組のトップ・ダンフォード統合参謀本部議長と会談。18日、政治局常務委員の一人である張徳江氏は、全人代常務委員会第99回委員長会議に出席、とそれぞれ中国メディアは報じた。これらの報道は、北戴河会議の終了を意味する。

  これまで、北戴河会議の前後に、長老らの動きも報じられていたが、今年こういった報道は見られなかった。RFIは記事で、「長老らも会議に参加したかもしれないが、発言の場はなかったようだ」と述べた。

 中国軍の軍事学院出版社の辛子陵元社長は大紀元に対して、「今年の北戴河会議に(習政権)反対派の声は全く伝わってこない。江沢民派はすでに影響力がないことを意味する」「会議の結果はほぼ、習近平氏の思う通りにまとめられた」とし、長老らが政治に口出しする余地はないと指摘した。

 例年、党大会に近づくと、長老らはいつも活動を活発化させていたが、今年は「姿を消した」。香港紙・東方日報22日の評論は、長老の政治介入はすでに歴史になったと報じた。

長老政治に翻弄された歴代の党総書記

 

1980年10月、中国北京で軍の会議に出席した胡耀邦総書記。1989年に天安門事件で学生の運動を支持したため、失脚(AFP/Getty Images)
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