THE EPOCH TIMES
オピニオン

言論統制で「言葉狩り」が横行 封建王朝の再来か

2017年08月31日 21時34分

 西周に厲王という暴君がいた。厲王は巫女を町中に遣わせ、王を非難した者を見つけ出しては死刑に処した。誰もが口でものを言うのを憚るようになり、民は道で会えば、目と目で意志を示すようになったー。これが中国のことわざ「道路以目」(道路、目を以ってす)の由来で、言論弾圧を意味する。まさに、監視社会の現代中国にぴったりの言葉だ。

 河北省渋県のある住民は、インターネットで病院食について否定的なコメントをしたため、10日間の勾留処分が下った。中国メディア・新京報が20日に報じた。

 この住民は6月、県内の病院に入院中に院内の食堂で食事したが「まずくて値段も高い。量も少ない。これでも人民の病院か?」と思わず不満をネットにぶちまけた。

 8月下旬になって、警察当局は「事実をでっち上げ、公共秩序を乱した」として、この住民を10日間の行政勾留処分とした。ネット上では、「立派な言葉狩りだ」「政府を批判したら、死刑になるんじゃないか」と厳しい発言への取り締まりに、不満の声が溢れた。

党大会前、言論統制強まる

 中国では、共産党に関する不都合な情報は、当局により徹底して取り除かれる。とくに、今秋開催予定の共産党第19回全国代表大会を控え、当局は言論統制を強めている。

住民がネットにあげた病院食の写真と警察の取り調べを受ける住民(Weibo)
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