大紀元時報

新チャイナセブンが上海入り 専門家「習氏の権威強調と上海幇の排除」

2017年11月01日 17時00分
2期目を迎えた習近平指導部は31日、習氏と6人の常務委員が上海に入り、中国共産党第1回党大会が行われたとされる記念館を視察した(Getty Images)
2期目を迎えた習近平指導部は31日、習氏と6人の常務委員が上海に入り、中国共産党第1回党大会が行われたとされる記念館を視察した(Getty Images)

 中国の習近平国家主席は31日、党大会で選出した最高指導部新メンバーとともに、上海市にある中国共産党第1回党大会(1921年7月)が行われた記念館を訪れた。新「チャイナ・セブン」が勢ぞろいで北京を離れたのは、極めて異例なことだ。

 中国政府系メディアによると、習近平、李克強、栗戦書、汪洋、王滬寧、趙楽際と韓正の各氏は専用機で上海入りした。31日午前は、上海市中心部の黄浦区興業路に位置する同記念館を訪問。午後は上海市に近い浙江省嘉興市に入り、同市南湖区にある中国共産党革命記念館を視察した。

 中国政治問題専門家の華頗氏は、習氏は党内における自らの権威を強調すると同時に、江派「上海幇」の排除を念頭に、上海市トップに就任したばかりの側近への後押しを示す狙いがある、と分析した。

新チャイナセブン、2つの異例

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 中国共産党最高指導部は過去、人事刷新後、最高指導者が数人の中央政治局常務委員を率いて、延安などの「革命聖地」を訪れることがあった。

 習氏が初めて党の総書記に就任した2012年には、1人または2人の常務委員とともに「革命聖地」を視察した。しかし、今回は最高指導部7人全員が出動したことはまず1つ目の異例だと、華氏が指摘する。「習氏は党内における自らの権威を強調したかったのだろう」。

 2つ目の異例は、視察する場所だ。「これまで、江沢民や胡錦涛らは、西柏坡、延安、井崗山などかつて毛沢東が党内の主要権力を掌握した場所を視察し、毛沢東思想を称えてきた。しかし、今回は上海だった。上海で第1回党大会が行われた1921年当時、毛沢東はまだ党内の一人の代表に過ぎなかった」。

 「習氏は、毛沢東だけではなく、他の党設立メンバーも奉りたかったのではないか。習氏は今後、毛沢東や鄧小平と違う政治路線を歩んでいくと推測できる。習氏は、党内で、毛沢東と鄧小平に並ぶ歴史的地位を確立したい狙いがある」と華氏は分析した。

勢ぞろいで上海入りした目的は?

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