米司法長官、ロシア米選挙介入捜査の妨害巡る質問に答えず=議員

2017/12/01
更新: 2017/12/01

[ワシントン 30日 ロイター] – セッションズ米司法長官は30日に開かれた下院情報特別委員会の非公開公聴会で、トランプ大統領からロシアの大統領選介入疑惑の捜査を妨害するよう指示を受けたかどうかについて回答を拒否した。民主党議員らが明らかにした。

セッションズ氏は数時間にわたり証言を行った。

同委のシフ筆頭委員(民主党)は記者団に対し、セッションズ氏に回答を拒否する特権はないはずだと指摘。指示がなかったのならそう答えるべきで、「大統領が何らかの方法で捜査を妨害するよう指示したとすれば、違法行為に当たる可能性があると考える」と述べた。

同委の民主党委員、マイク・クイグリー氏はMSNBCに対し、セッションズ氏は「ワシントンで働く最も忘れっぽい人物の1人か、米国民に対して正直に発言していない可能性がある」と批判した。

司法省が任命したモラー特別検察官は昨年の米大統領選へのロシアの介入疑惑やロシアとトランプ陣営が共謀したかどうかを捜査している。下院情報委を含む複数の議会委員会も調査を進めている。

Reuters
関連特集: 国際