日中首脳会談で10月に訪中 朝鮮半島非核化「共通目標」=安倍首相

2018/09/12
更新: 2018/09/12

[ウラジオストク/東京 12日 ロイター] – 国際会議「東方経済フォーラム」出席のためウラジオストクを訪問中の安倍晋三首相は12日午前、中国の習近平国家主席と会談し、首相の10月の訪中に向けて調整することで一致した。また朝鮮半島の非核化について、日中両国の共通目標として、実現に向けて緊密に連携していくことを確認した。安倍首相が会談後、記者団に述べた。

安倍首相は、両首脳が「世界の平和と繁栄について責任を共有しているとの共通認識を確認し、グローバルなさまざまな課題についても意見交換」し、北朝鮮を巡り「朝鮮半島の非核化は日中共通の目標であり、緊密に連携することで一致した」ことを明らかにした。

また、「拉致問題の早期解決に向けた日本の立場について、完全な支持を得ることができた」と強調した。

20日の自民党総裁選で再選された場合に首相が検討している10月の訪中について、習主席が「歓迎する」と表明し、「訪中に向けて調整を進めることで一致した」と安倍首相は説明。さらに、「両首脳の往来で日中関係は新たな段階に進みつつある」と語った。

(竹本能文)

Reuters
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