ハリケーン「フローレンス」、勢力やや弱まる 14日米南東部上陸へ

2018/09/14
更新: 2018/09/14

[ウィルミントン(米ノースカロライナ州) 13日 ロイター] – 大型ハリケーン「フローレンス」は13日、ノースカロライナ州東部の大西洋上をゆっくりと西側に進んだ。気象当局などは14日正午に同州南端ケープフィアー近くに上陸すると予測しており、東海岸で長時間にわたり暴風が発生する恐れがあるとして警戒を呼び掛けている。

フローレンスの勢力は5段階で最も小さい「カテゴリー1」と、週初の「カテゴリー4」から弱まった。13日夜の時点で最大風速は時速90マイル(150キロ)。

ただ、上陸を前にサウスカロライナ、ノースカロライナ両州では豪雨や突風が発生しており、洪水の被害も出ている。ノースカロライナ州のクーパー知事は記者会見で、「歴史的」な規模であることから、州のほとんが冠水する可能性があると警告した。

米国立気象局(NWS)の気象予報士はノースカロライナ州について、2─3日間で最大8か月分の降雨量を記録すると予測した。

サウスカロライナ、ノースカロライナ両州とバージニア州の沿岸部では既に、100万人超に対し避難命令が発令されており、フローレンスの影響は約1000万人に及ぶ可能性があるとされている。

Reuters
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