米大統領、ローゼンスタイン司法副長官は「留任が望ましい」

2018/09/27
更新: 2018/09/27

[ニューヨーク 26日 ロイター] – トランプ米大統領は26日、自身の解任を画策したと報じられているローゼンスタイン司法副長官について、留任させるのが望ましいとの認識を示した。

ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙は21日、ローゼンスタイン氏が昨春に、トランプ氏の発言を秘密裏に録音し、政権メンバーが大統領職を解任できる憲法修正規定の発動を提案していたと伝えていた。この報道を受け、トランプ氏がローゼンスタイン氏を解任するとの憶測が広がっていた。

トランプ氏は記者会見でローゼンスタイン氏を解任するか問われ「彼とは既にしっかり話をした。報道内容は事実でも信じられるものでもないと彼は言ったし、わたしを大いに尊敬しているとも述べた」と答えた上で、「彼が最後までやり遂げられるように留任させることが望ましいと考えている」と語った。何をやり遂げるかには言及しなかった。

ローゼンスタイン氏はロシアによる2016年米大統領選介入疑惑を巡るモラー特別検察官の捜査を監督する立場にあり、トランプ氏にたびたび不満をぶつけられている。

複数のメディアは24日、ローゼンスタイン氏が辞意を表明したと伝えていた。これを受けてトランプ大統領は27日にローゼンスタイン氏と面会する考えを示していたが、会見でトランプ氏は、連邦最高裁判所の判事候補に指名したブレット・カバノー氏の議会公聴会に集中するため、面会を延期する可能性があると語った。

ローゼンスタイン氏はNYT紙の報道内容は「不正確で事実関係が誤っている」として否定している。

Reuters
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