対イラン貿易継続に向けた新組織、11月までに立ち上げ=EU高官

2018/09/27
更新: 2018/09/27

[ニューヨーク 26日 ロイター] – 欧州連合(EU)のモゲリーニ外交安全保障上級代表は26日、現在検討されているイランとの貿易を継続するための特別目的事業体(SPV)について、11月までには立ち上げることが可能との見方を示した。

SPVは米国の対イラン追加制裁が再開されてもイランとの貿易を継続する目的でEUが設置を検討している。

モゲリーニ氏はニューヨークで開催されたイベントで、いつ設置されるかとの質問に対して、11月より前になると思うと語った。

SPV創設に絡んで、米国のイラン核合意離脱が準備通貨としてのドルに深刻な影響を及ぼすかとの質問に対しては「まだ初期段階だが、そうした結果になるかもしれない」と語った。

米国は依然、EUの最も強力な同盟国だと述べた上で、「誰と貿易をすることができるか他の誰かが決めるような事は、いかなる主権国家、機関も受け入れることはできない」と強調した。

Reuters
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