[アンカラ 19日 ロイター] – サウジアラビアの反体制記者ジャマル・カショギ氏がイスタンブールのサウジ総領事館で行方不明になった問題で、トルコのチャブシオール外相は19日、同国が音声証拠を誰とも共有していないと明言した。
トルコのイェニサファク紙はこれまでに音声証拠とされる内容を報道。カショギ氏は取り調べ中に指を切り落とされるなどの拷問を受けた後、首をはねられ、遺体がバラバラに切断されたという。
ABCニュースはトルコ当局者の話として、ポンペオ米国務長官のアンカラ訪問時、長官立会いの下で証拠の音声が流され、長官にはその記録文書が渡されたと報じた。これについてポンペオ氏は報道内容を否定した。
チャブシオール外相は記者団に対し「トルコはポンペオ氏を含めいかなる米当局者にも音声記録を渡していない」とした上で、いかなる情報もまだどの国とも共有していないと強調した。
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